まだまだ残暑厳しい日が続いていますが、朝晩は風も涼しく、すっかり秋模様になってきました。
夏の暑さで汗をかき、水分と一緒に体内のミネラルが排出され、体力が消耗し疲れやすくなったり、冷房などで体を冷やしすぎてしまうと自律神経のバランスがくずれ血行不良による疲れが出ます。
このような夏バテの症状にはビタミンB1をとりましょう!!
疲れを取るために大切な栄養素は゛ビタミンB1゛です。
ビタミンB1
肉類:豚ヒレ肉、豚モモ肉
魚介類:うなぎの蒲焼、たらこ
豆類:大豆、ソラマメ
穀類:玄米ご飯、胚芽米ご飯
果物類:オレンジ果汁
ビタミンB1は水に溶けやすく 熱にも弱いので調理中などに相当量失われます。
炊飯するときにはミネラル水を使うのが良いです。
調理での損失は3〜5割にもなるといわれているので煮汁に溶け出る場合は煮汁ごと食べるのが効果的。
ビタミンB1の働きを高める物質
にんにく、ニラ、ねぎ、たまねぎなどの野菜には、アリシンという物質が含まれ、ビタミンB1と反応してアリチアミンを生じます。このアリチアミンは水に溶けにくく熱にも強いため、調理による損失が少なくてすみます。また、ビタミンB群(B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸)は、糖質、たんぱく質、脂質などのエネルギー変換にかかわりが深く、B群が互いに連携して働いています。そのため、一緒に摂取するとエネルギー変換がよりスムーズになり、効果が高まります
ビタミンB1の働きを低下させる物質
わらびやぜんまい、鯉などの淡水魚、貝類には、アノイリナーゼというビタミンB1を分解する酵素が含まれています。アノイリナーゼは加熱によって分解できるので、ビタミンB1を摂取したいときには、これらの食材は加熱調理して用いるようにしましょう。
ビタミンB1を食事に取り入れて夏の疲れを癒しましょう。 |