北風が体にしみる、そんな季節になりました。
早いもので、今年も残りあと一ヶ月となり、なんとなく気も忙しく落ち着かないなんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こういう時期こそ、体調管理をしっかりしていないと抵抗力が落ちて、風邪を引きやすくなります。外出先から帰ったら、必ず手洗い、うがいを。基本的なことですが、これが一番の風邪予防です。
<手洗いについて>
手は、見た目に汚れていなくても、毎日いろいろなものに触れて想像以上に細菌等の微生物に汚染されています。微生物が手を伝って口から体内に入り自分が感染してしまうだけでなく、自分の手から他人の手へと伝わって、感染を広めてしまう可能性もあります。手を洗い、細菌等を洗い流してしまうことは、非常に効果的な感染症の予防方法です。
1. 手を水で濡らし石鹸を泡立てる。固形石鹸の場合は水ですすいで元に戻しておく。
2. 手の甲、手のひらから、親指、指の付け根、指と指の間をていねいに洗う。
3. 爪の隙間を注意して洗う。この時歯ブラシなどを使って洗うと効果的。
4. さらに10秒から15秒以上もみ洗いをする。この作業が手についた細菌等を洗い流すのに効果的。
5. 清潔なタオルで手を拭き乾かす。
<うがいについて>
のども手と同じように外の空気に直接さらされる部分です。のどは細菌等を体の中に進入させない働きをもっていることから驚くほどの細菌等が付着しています。細菌等を取り除くためには、適切な方法によるうがいが必要です。
1.
うがいがしやすい量(20ミリリットル)の水、またはうがい薬を希釈したものやお茶(お茶には殺菌作用があるので意外と効果
的です。)などをコップにとる。
2.
まず、残った食べ物などを取り除く目的で、口に含んで強くうがいする。(いわゆる“クチュクチュペッ”)
3.
次に、上を向いてのどの奥まで液が回るように15秒程度うがいする。(いわゆる“ガラガラペッ”)
4. 3と同様に15秒程度のうがいを何度か繰り返す。“もう一度ガラガラペッ” |