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■経営者のための健康情報通信
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|経営者のための健康情報通信
・最新号| |
【経営者ための健康情報Vol.18 生活習慣病予防にベジタリアン】 |
ここでは、経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。 |
連日、暑い日が続いております。子供達は水着で水遊びの毎日。暑い中スーツを着てサウナ状態の皆様、炎天下の中お仕事ご苦労様です。公園の噴水の近くを歩いていると、水しぶきが心地よいです。是非、一休み休憩の際はお試しください。 |
さて、カールルイス、キャメロン・ディアス、リチャード・ギア、ブライアン・アダムス、ガンジーこれらの方々に共通するもの、なんだか分かりますか。
実は皆ベジタリアンなのです。現在欧米では、成人の数%以上がベジタリアンと自認しており、その割合は増える傾向にあります。一方日本ではベジタリアンについて
「栄養不足」 になるなどの誤解があるようです。 |
ベジタリアンとは、一般に
「動物性食品を避け、穀類、豆類、種実類、野菜、果物などの植物性食品を中心にとる人々」
と定義されています。ベジタリアンという語は 「ベジタブル=野菜」
の語尾が変化したものではありません。1847年に初めて用いられた造語です。
「ベジタリアン」 ラテン語で 「完全な、健全な、生き生きした、活発な」 を意味します。
栄養不足が心配される点ですが、実は正しい摂取の仕方をすれば、 アミノ酸や脂肪酸、ビタミンB12
や ビタミンD
などのビタミン類、カルシウムや鉄、亜鉛といったミネラル類を含め、必要な栄養素の所要量をすべて満たします。 |
しかし、DHA や IPA
といった不飽和脂肪酸は魚類に豊富にある為、ベジタリアンでは不足しがちになります。したがって、体内の代謝過程でこれらに変化するαリノレン酸を植物油から多めにとることや、サプリメントの利用がすすめられます。 |
また、ベジタリアンには生活習慣病が少ないことも注目すべき点です。
肥満、狭心症、心筋梗塞、高血圧症、高脂血症、糖尿病、大腸がんなどの発症率が低いことで知られています。 |
これらのことより、飽食の時代だからこそ、今ベジタリアンが注目されつつあるのです。 |
未来事業 管理栄養士 吉岡美保 |
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【女性スタッフが注目する食品・癒し系グッズ!!】 |
■健康長寿の大きな鍵は、「納豆」 に多く含まれる ポリアミン |
老化防止(アンチエイジング)のためには、いつも若々しい気持ちを持つという精神的な側面に加えて、日頃から体の健康管理を行うことが必要です。 |
老化は、高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病とも深い関わりを持っています。たとえば、目の水晶体が濁って物がぼやけて見える白内障は、多くが老化によるものですが、糖尿病の合併症でもあります。「ぼやけて見えるのは歳のせいね」
と簡単に思わずに、影に糖尿病が潜んでいる可能性も考えなければなりません。 |
さらに、生活習慣病から及ぶ危険、それが動脈硬化です。動脈硬化は高血圧、高脂血症、糖尿病(動脈硬化を引き起こす三大リスクと呼ばれます)によって引き起こされます。動脈硬化はさらに高血圧、高脂血症、糖尿病を悪化させ、それが繰り返されるという悪循環をもたらします。動脈硬化は加齢とともに進行し、それが老化や病気を引き起こすことは紛れもない事実です。老化を防ぐためにも、そして病気を予防するためにも、動脈硬化をなるべく抑えることが重要なのです。 |
その動脈硬化を防いでくれるのが、納豆に多く含まれるポリアミンです。ポリアミンを摂取し、体内のポリアミン濃度が高まれば、動脈硬化の主犯格ともいえる
LFA−1
を抑えることが十分に期待できます。その結果、動脈硬化の改善が大いに期待でき、老化の防止、若返りの促進にもつながるわけです。 |
前述したように、ポリアミンの多い食品を摂って、動脈硬化を防ぎ、体の若返りを促進することを
『ポリアミンバランス』
といいます。そのポリアミンバランスが、アンチエイジングの鍵も握っているのです。 |
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