INDEX
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1.事業承継の失敗により会社が破綻する   吉岡 憲章
2.後継者育成が事業承継の要諦だ      石黒 和男    
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 さて、昨春の中小企業金融円滑化法の停止後、政府は厳しい経営状態にある中
小企業を再生の可能性がある企業と見込みがない企業に“選別”して、支援・指
導をするよう金融機関を促しております。

 その対策の一環として、中小企業が転廃業をしやすいような策を講じ始めてい
ますが、その中で税制も含めて“事業承継”をしやすいような環境づくりに力を
入れています。

 中小企業の経営者も当然のことながら高齢化して社長を譲りたくても後継者が
いない、いても経営者として育っていない、というような悩みを多くの社長が抱
いています。

 実はこの3年間で私が経営指導した企業のうち8社が再生できず破たんをしまし
た。まったく残念なことです。

 なぜ、これらの企業が破たんしたのかということですが会社ごとに色々な原因
がありますが、突き詰めますとこの8社のうち5社が“事業承継の失敗”に行き着
くのです。事業承継ということはこれほど重大なことなのです。

 事業承継をする場合、株式の譲渡や贈与税、さらにはM&Aのような制度的(ハ
ード的)な面と承継者やサポート者の設定から意識改革・育成、将来にわたる社
内環境の構築などのソフト的な課題があります。どちらも大事なことのなのです
が、ハード面で失敗をしてもロスは生じますが破たんをすることはまずありませ
ん。

 しかし、ソフト的な面が欠けるとせっかく承継しても、破たんに向かってしま
うリスクが大きいのです。前述の破たんした5社は全てこのソフト面が欠如して
いたからなのです。

 また、承継のハード面に対するアドバイザーは掃いて捨てるほどたくさんいま
すが、ソフト面を重視しそのノウハウを所有している指導者は、僭越ですが私ど
もだけといってもよいでしょう。

 年間3万社も事業承継がうまくいかずに破たんや会社をたたまなければならない
現状が政府から公表されています。私たちは、これからも積極的にソフト面を重
視したお手伝いをしていこうと思っています。どうぞ、お気軽にご相談ください。

 そのような訳で事業承継にスポットをあて、いよいよ明日「今から始める事業
承継」のテーマで“未来経営塾”を行います。どうぞご参加ください。


さて、今回は“ムダ取りの第一人者”と言われ、わが社が誇るエグゼクティブ
マネージャーの石黒和男が事業承継の要諦について語ります。

★★★後継者育成が事業承継の要諦だ!★★★ 

地元の商店街を通っていると酒屋のシャッターに「長い間お世話様になりまし
た。8月末日を持って閉店しました」と貼ってあった。オーナーの話では、後継
者が居ないため廃業したとのことであった。

 後継者不在を理由とした廃業は年間7万社におよび、その結果、毎年20万〜35
万人分の雇用が失われているという情報もある。

10年先には6割の企業が世代交代になり、その内5割の企業は後継者不在になる
という。最近になって特に注目されるようになった理由の一つは「経営者の高
齢化」だ。

帝国データバンクによると、過去5年間で交代した中小企業の経営者のうち約
3割が70歳以上。年齢層別でも、65歳〜70歳が23.8%で最多を占めている。高度
成長期に起業した団塊世代の大量引退が始まりつつあるのだ。経営者が交代す
る時期を迎えているにもかかわらず、後継者にうまくバトンタッチする準備が
できていないことが、いま最大の問題ではなかろうか。

事業承継において最も重要となるのが後継者の育成だ。中国の故事に「種を植
えれば1年単位、木を育てれば10年単位、人を育てれば100年単位」と言われる
ように、経営者の最後の大仕事が「人を育てる」ことだ。

後継者の育成方法には三つのやり方がある。一つは経営者が一緒に教えて、任
せていく「OJT」というやり方だ。この方法は社長が先生になって進めると
成功する。二つ目は、職場を離れて学ぶ「OFF−JT」といわれるやり方で
外部研修が主体となる。 そして後継者が自ら自分で必要と思われることを学ぶ
「自己啓発」というやり方だ。

どのやり方にせよ、学ぶべきことは「経営者としてのマネジメント」で

1.組織や経営資源の活用の視点
2.人や仕事の管理の視点
3.事業の方針や戦略の視点

という三つの視点を、それぞれどう伸ばしていくかが重要である。

 こうした中で「経営承継円滑化法」の改正が行われ

1.親族に限らず適任者を後継者に
2.毎年の景気変動に配慮
3.利子税負担を軽減
4.現経営者の信用力の活用

などが平成27年1月に本格施行される。


 未来事業では、10月2日に「今から始める事業承継」と題して、未来経営塾を開
催いたします。経営塾を通じて円滑な事業承継を進めていただけるよう、皆様の
ご参加を心よりお待ちしております。

                エグゼクティブ マネージャー 石黒 和男
               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?

 このように、中小企業の経営者にとって事業承継は他人事ではなくなってきて
いるのです。
 高齢化社会と言っても、大企業の経営者の年齢はそれほど上昇していないので
す。人材が豊富なために適当な時期に計画的に後継者に引き継がれるからです。
しかし、中小企業における社長の平均年齢は1年たつとほぼ同じ1歳上がるのです。


 今は元気溌剌な社長もやがて年を取ります。事業承継を円滑に進めるためには
10年間くらいかける必要があると言われています。今から準備を始めても早すぎ
るということはない課題なのです。
 
 具体的にどうやって事業承継を進めればよいのか、私たちが皆様の会社の成長
・再生につなげるために全力でお手伝いをいたします。
ご遠慮なくお問い合わせください。

 *事業承継戦略、収益力アップ・融資・資金繰り、資金調達などのお問合せ
      未来経営塾に参加や経営相談を希望される方
      ⇒ http://www.mirai-j.co.jp/form.htm

                  【経営プロデューサー  吉岡 憲章】


★「毎月第2水曜日午後」を「無料経営相談日」とし、お気軽に経営者や幹部の
 方にご来社いただき、納得される解決法をご提示することとしました。

     お問い合わせ先 ⇒ http://soudan.mirai-j.info/

経営者として“ただ1人で悩む”のではなく、ぜひ私どもに相談を持ちかけてく
ださい。一般論ではなく、具体的な方向付けや解決策を提言させてただきます。

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 私「常識破りの経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち
指揮をとり続けてきた実体験に裏づけされた独特の解決手法を伝授しましょう。

      〈経営塾後、個別のご相談コーナーも予定しております(無料)〉

■『今から始める事業承継』
   
◆日程:10月2日(木)16:00〜18:00

◆内容:第一部 中小企業における事業承継
    第二部 事業承継の全体像を知る      

◆講師:第一部 吉岡 憲章 経営プロデューサー
    第二部 西山 太郎 公認会計士

◆受講料:3.000円
        ・但しメルマガの購読者または経営会員の会員様
        ・一般の方は5.000円となります。

◆会場:永谷フリースタジオ 新宿 

◆住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-5 新宿永谷ビル8F
              (JR新宿駅西口から徒歩7分)
   
    お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://jyuku.mirai-j.info/

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■『今こそやる工場再生戦略“利益のあがる勝ち残り”』

◆日程:11月6日(木)16:00〜18:00

   では会場でお会いできることを楽しみにしております! 吉岡 憲章
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 □吉岡憲章のコラム
『自社の収益性の向上に全力を!』『他人事ではない事業承継―次期社長の育成』 
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
【本 社】 東京都新宿区西新宿7−8−2 福八ビル5F
【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】 hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】 http://www.mirai-j.co.jp
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