┏┿ 儲かる会社にしようじゃないか！ ━━━━━━━━━ 2014/07/02 ━┓
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┌╂┘元気・やる気・利益┌╂┘Vol.696 総発行部数 129,856
【吉岡憲章経営プロデューサーレポート】
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INDEX
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1．緊急事態には適切な対応ができること 吉岡 憲章
2．金融行政の時系列的なまとめをする 松本 長久
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おはようございます！
経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。
さて、先週は東京都議会において、壇上における女性議員の質問に対して“早
く結婚しろ”だとか“産めないのかよ！”というような野次が飛び交ったことが
“セクハラ野次”とマスコミを賑わせましたね。
東京都民ばかりでなく、全国的いや国際的にも大きく採り上げられ、犯人探し
の結果、自民党の議員がこれ以上逃げられぬと自首（？）して一応“決着”（一
件落着！）ということになりました。メデタシ、メデタシといきたいところです
が・・・。
このような心無い野次は、評価するまでもないくらい品もユーモアもなく都議
のレベルやモラルの低さと議会の弛みがこのような心無い野次につながったので
しょう。決してあいまいな言いわけで許されるものではありません！
その上で、判官びいきの方には批判されるでしょうが、誤解を恐れずに申し上
げるならば、この女性議員は“本当に都民を代表した議員・政治家なのかな？”
と首を傾げてしまいます。
壇上で野次られたからといって“涙をだす”のはいかがなものでしょう。一般
人ではあるまいし、選挙民を代表する政治家が壇上で所見を述べるのは“戦（い
くさ）”をしていること。敵からどんな弾が飛んできてもそれをかわして、逆に
弾を撃ち込むくらいの気力や迫力が不可欠ですよね。
「今野次ったやつは名前を名乗ってここに出て来い！」くらいのお返しをするの
が議会に緊張感を与え、大事な提案に真剣に取組ませることになるのでしょうに。
そうすれば「都民の期待に応えることのできる実力を備えた女性議員」と信頼を
得られるでしょうに。
彼女の肩書きは“政治家”ですが、中身は“その自覚すら薄い一般女性”なの
かもしれませんね。こうやって“女性”を表に出してこれまでに周囲からの視線
を浴びてここまで来たのかもしれません。この機に今後の彼女はメジャーな存在
になり次の都議選ではトップ当選は間違いないでしょう。それとも衆議院選挙に
出るかな？
政治家にしても、経営者にしても責任のある立場にいる者が“涙をだす”のは
嬉くて感極まった時だけですよ。どのような環境においても、緊急事態に適切に
対応できる訓練をしていきたいものです。これが“BCP”です。
さて、今回は“驚異のコンサル”と称せられ、当社のエグゼクティブ・マネー
ジャーで金融コンサルタントである松本長久が“中小企業に対する金融行政の変
遷”について説明いたしますので、ぜひ参考にして下さい。
★★★中小企業に対する金融行政の時系列的なまとめ★★★
さる6月11日に仙台にて「印刷業の企業再生」というテーマで講演をさせてい
ただきました。地元の印刷会社の経営者が多数お見えになり、大変熱心に講演
を受講されておりました。
そのとき感じたことが経営者の方が思いのほか企業の再生に対する支援体制と
それに関する金融行政についてあまり知識としてご存じない、またなんとなく知
ってはいるが正確には理解されていないということでした。今中小企業を取り巻
く金融情勢は大きく変わろうとしております。
ついては現在までの中小企業に影響がある主要な項目について、時系列的に整
理したいと思います。
■1995年 住宅金融専門会社（いわゆる住専問題）が発生して、国が対応方針を
決めました。
これにより日本長期信用銀行、日本債権信用銀行が国有化されて、いままで護
送船団方式と言われた金融業界が再編されることとなりました。
興長銀3行並びに都市銀行13行が、信託銀行を巻き込んで現在の3大メガバン
ク体制に移行致しました。
■2002年 竹中金融担当大臣が金融再生プログラムを発表しました。
米国から端を発したサブプライムローン問題（低所得者に対する住宅ローンが
大量の不良債権の発生を招いた問題）により、世界規模で金融機関の健全性が問
われることとなりました。
日本の金融機関で特に国際業務を営んでいるところは、ＢＩＳ規制により自己
資本の5パーセントルールを厳密に守らなければならなくなりました。
そのため当時の都市銀行はいっせいに自行の自己資本を改善するために中小企
業に対するいわゆる「貸し剥がし」と「貸し渋り」を行い、金融の円滑なる供給
が一時的にストップして大変な問題となりました。
そして金融庁は金融機関の健全性と不良債権の処理を目的とした、検査方針を
打ち出して今日に至りました。
3大メガバンクは不良債権処理を加速化して、現在では世界の主要金融機関にお
いて高い格付けを得ています。
■2008年 リーマンショックの発生
中小企業の連鎖的な倒産を防ぐために「中小企業金融円滑化法」が施行されま
した。法律自体は再延長を繰り返した後、2013年に期限を迎えましたが現状様々
な問題を残しております。
本来であれば経営の再建を行うはずの経営計画書がテンプレート化（形骸化）
されて、不良債権予備軍は44兆円とも言われております。
条件変更を実施した大半の中小企業の経営再建は、まだまだ道半ばといったとこ
ろです。
その不良債権予備軍の大半は地域性金融機関に在ると言われており、金融庁は
地域性金融機関自体の財務内容の健全性について留意しているようです。最後に
残った地方銀行並びに信用金庫などの地域性金融機関の再編が実施されるので
しょうか。
金融庁は地域性金融機関の健全性を高めるため、自己資本の基準の変更などの
対策をいち早く行いました。
中小企業の円滑なる金融取引については、地域性金融機関の支援はかかせません。
今回の金融庁の検査方針の変更と合わせて、中小企業に対する金融支援体制を再
構築して頂きたいものです。
未来事業 エグゼクティブ・マネージャー 松本 長久
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いかがでしたか？
いわゆるバブルの崩壊が1991年からはじまりました。それから20数年の間にも
いくつかの大きな節があり、対応するための金融政策が打たれてきました。
特に中小企業は地域性金融機関である地銀と信金との関係が重要です。
その背景となる上記のような変遷を理解して、金融機関との上手なお付合いを
されるようお願いいたします。
そのためにも、具体的にどのようにしたら金融機関からの支援を受けることが
できるか、どうやって収益力向上をすればよいのか、私たちが皆様の会社の成長
・再生のために全力でお手伝いをいたします。
ご遠慮なくお問い合わせください。
【経営プロデューサー 吉岡 憲章】
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では会場でお会いできることを楽しみにしております！ 吉岡 憲章
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