┏┿儲かる会社にしようじゃないか!━━━━━━━━━━ 2014/1/22━━┓
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    ┌╂┘元気・やる気・利益┌╂┘Vol.673  総発行部数  108,648
               【吉岡憲章経営プロデューサーレポート】
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INDEX
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1.いい会社を作りましょう!    吉岡 憲章
2.経営者にとっての重要な使命   山田 喬
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 さて、皆様は伊那食品工業という会社をご存知ですか?長野県伊那市に本社・
工場がありまして「かんてんパパ」というブランドが一部の人には知られている
寒天のトップメーカーです。私が注目をしている中小企業のひとつです。

 資本金9680万円、従業員400名余、年商180億円くらいですから典型的な中小企
業(もちろん大きい方ですが)といえましょう。ただ寒天というニッチな業界に
しては大変な売上ですよね。

 この会社の社是は次のようなものです。

   “いい会社を作りましょう” 〜たくましく そして やさしく〜

 単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまくすべての人々が、
日常会話の中で『いい会社だね』と言ってくださるような会社の事です。

 『いい会社』は自分たちを含め、すべての人々をハッピーにします。
そこに『いい会社』を作る真の意味があるのです。

 さらに、伊那食品工業の塚越寛会長は経営のあるべき姿勢として「年輪経営」
を唱えています。
 「“木”は若木の頃は年輪の幅も広いのですが、成長にともないこの幅は段々
と狭くなってきます。でも、年輪ができない年はないのです。いかに天候が不順
な年でもさらに幅は狭くなりますが年輪ができない年はありません。
 経営も同じです。毎年少しずつでも前年より成長することが大事です。どんな
に景気が悪い時でも成長が止まってはいけないのです。
 企業規模を大きくすることよりも、確実に成長することが大事です。」

 まさに、私が絶えず申し上げていますが、売上至上主義に走って会社の規模を
追い求めるのではなく、利益を増やすことを最重要に行動することによって、真
の成長が続けられるということに通じますね。

 さらに、塚越会長は単に製造をする工場ではなく、開発型企業を目指していま
して、何と1割の社員を研究開発部門に配置して絶えず新しい技術、商品の開発に
取組んでいるのです。これが、成長のための原動力になっているのですね。

 さて、今回は当社における営業・収益力アップの切り札であるシニアコンサル
タント山田 喬が“経営者として果たすべき重要な使命”について語ります。

★★★経営者にとっての重要な使命★★★

 『ローマ人の物語』の著者塩野七生氏は「指導者に求められる資質は次の五つ
である。知力、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志。ユリ
ウス・カエサルだけが、このすべてを持っていた」といっています。確かにこの
五つが指導者に求められる資質ということについて、私も異論はありません。

 しかし、日本の代表的な英雄といわれる人にこれを当てはめてみても、必ずし
も完全にマッチしていないように思われます。例えば、織田信長について言えば、
知力・肉体上の耐久力・持続力は圧倒的なものがあったように思われますが、説
得力や自己制御の能力はやや疑問に思われます。読者の皆様もご自分の好きな英
雄・指導者についてこの五つの資質を当てはめて見られると、やはりどこかウー
ンと、疑問を感じる部分がおありではないでしょうか。

 塩野氏も言われているように「指導者がこういうタイプであればいい」とひと
言ではいえないもののようです。かつて英雄待望論がマスコミ、特に週刊誌など
に書かれた時代があったと記憶しています。つまり「平成不況といわれ、失われ
た時代といわれた日本の現状を変えるためには、強力なリーダーシツプを持った
強い指導者が出現せねばならない。」という論調です。

 ところが、われわれ日本人が理想とするような強力なリーダーはなかなか現れ
ず、強力といわれたリーダーがおこなった政策も貧富の差を拡げたとか、外国と
の摩擦によって外交関係を悪化させたとか、私利私欲のための政治活動であった
とかの批判を浴び、期待した効果がえられたとはいえないと思います。

 塩野氏は今回の不況について次のように述べています。「私は日本の不況って
あんまり信じてなかった。みんなが不況と思い込んだから不況になったんだと思
います。今、安倍さんが一生懸命言っているのは、この思い込みを忘れろという
こと。(中略)日本は安全だし、時刻も守るしね。こういう小っちゃなことでも
積み重ねると経済効果に繋がっていくんですよ。土台はきちんとしているんです。
なのに自信を失って、不況じゃないかと思い始めてお金を使わなくなって、少し
ずつ本当の不況になった。」

 また、塩野氏はこうも述べています。「今の日本人にはケネディの有名な演説
の精神を思い出してほしい。『国が自分のために何をしてくれるかよりも、自分
が国のために何ができるかを考えてほしい』というあれね。(中略)今のアメリ
カ人には通用しないけど、日本人にはこれに応える気概がまだあると思うんです。
(中略)そうじゃないとこれだけ復興に取り組まないでしょう。他の国ならまだ
全然、進んでませんよ。」

 これを読んで、中小企業の経営改革や経営発展を微力ながらお手伝いさせてい
ただいている私自身、勇気づけられ、明るい気持ちになりました。

 私は今の気持ちをこのように申し上げたい。理想的な経営者像を目指して日々
研鑽に励まれることは素晴らしいことですし、立派な行為であると思います。一
方、現実の経営の中では、たとい理想的な経営資質を持っていなくても、自分に
自信を持ち、地域社会や国の受身の恩恵をあてにするよりも、自らが経営・勤務
する企業が地域社会にどのように貢献ができるか。かつ永続的に企業が存続する
ための利益を長期的にどのように確保するかについて、具体的な経営戦略を企
画・実行すること。それこそが、明るさが見えつつある経済情勢の中で、何より
も重要なことではないでしょうか。

(注)文中の引用文は「週間文春12月5日号『阿川佐和子のこの人に会いたい
第997回』」による。

             未来事業 シニアコンサルタント  山田 喬
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 いかがでしたか?

 前出のカエサルは古代ローマの大偉人で、ヨーロッパのほぼ全域を征服したと
きのことを描いた「ガリア戦記」は大変な名作として多くの人に読まれています
ね。そう、シーザー(英語名)としてクレオパトラや「ブルータス お前もか!」
などでよく語られます。

 この「ガリア戦記」を読みますと、カエサルが誰よりも高い志を持ち、それを
強い執念をもって計画的・戦略的に実行する智力と行動力を備えていることに感
嘆してしまいます。特に“情報”を大切にし、その情報によって戦略的な侵攻ス
トーリーを立てているのですね。

 大変な(国家の)経営者といえますが、彼のこの考え方には私たち企業の経営
にたずさわる人間としては参考になりますから、読むことをお勧めします。

 この機会に、わが社のありたい姿に到達するための戦略を考えてみられたらい
かがでしょうか。必要とあれば、私たちが皆様の会社の成長・再生のために全力
でお手伝いをいたします。
                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】

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 私「常識破りの経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち
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新シリーズの第1弾として12月5日「印刷業の生き残り戦略」続いて1月9日に
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◆内容:『建設業の生き残り戦略』  
   
◆講師:第一部 石黒 和男 シニアコンサルタント     
    第二部 吉岡 憲章 経営プロデューサー

◆受講料:3.000円
        ・但しメルマガの購読者または経営会員の会員様
        ・一般の方は5.000円となります。

◆会場:永谷フリースタジオ 新宿 
◆住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-5 新宿永谷ビル8F
              (JR新宿駅西口から徒歩7分)
   
    お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

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3月以降の内容は是非ホームページでご確認の上お申込みください!

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  では会場でお会いできることを楽しみにしております! 吉岡 憲章
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