メルマガ未来事業!吉岡憲章の「儲かる会社にしようじゃないか!」創刊13年632号


 
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 おはようございます!
 経営プロデューサー 吉岡憲章です。ご存知“常識破りの再建請負人”です。

 さて、アベノミクスの狙いであるデフレ脱却の兆しが少し出始めたでしょうか。
と言いますのは、この3月の国内企業物価指数が、平成22年を100とした場合101.1
と前2月に対しても0.1%上回って4ヶ月連続のプラスとなったのです。

 あまり聞き慣れないかもしれませんが“企業物価指数”とは企業間で取引され
るモノの値動きを指数で示したものです。経営者や購買・原価管理者にとっては
重要な数値なのです。

 品目別には、鉄くずなどの“スクラップ類”が前月比4.7%アップ“製材・木
製品”が0.7%“石油製品”が0.6%それぞれ値上がりです。これは、このところ
の円安で、輸入される素材関連の品目を中心に値上がりが続いているからですね。


 ここで、経営者としては次の2つの矛盾する手を打つ必要があります。
まずは、コストダウン活動を徹底して実行することです。特に市場が固定化して
いる業種でしたら“コストダウン”が生き残る前提条件です。

 次に、オヤッと思うかもしれませんが、売価を調整することです。端的に申し
上げると“値上”です。値段を上げる時は誰が見ても“材料価格が上がっている”
と判断できる時に行なうことです。このタイミングを外して値上すると売上の減
少を招きます。ただし、売価を上げることをコストダウンより先行させては成功
しませんのでご注意を。

 これから企業物価指数は順次上昇してきます。ここしばらくはわが社の購買価
格に注目しましょう。
 
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者の方は下記URLにアクセスください。

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さて、今回は当社における営業・収益力アップの切り札である当社のシニアコン
サルタント山田喬が“売価を上げる前にやることがある”ということについての
ポイントを説明します。

★★★売価を上げる前にやることがある★★★

 「あなたは生活必需品以外にどのようなところにお金を使いたいですか?」こ
う聞かれたら、私の場合「旅行と美味しいものにお金を使いたい」と答えます。
しかし、経営コンサルの仕事をしていますと、なかなか長期の休みをとって、自
分の好きな旅行に出かけることもできず、家族や友人と一緒に好きな日本酒を飲
みながら、お気に入りの日本料理を食べるのが、多少余裕のあるお金の使い道と
なっています。

 この風潮はどうも私だけのものではないようで、テレビをつければNHK・民放
を問わず、朝から夜まで(さすがに深夜番組にはあまりないようですが)グルメ
食べ歩き、著名な料理人からB級グルメまで調理実演コーナーのあるワイドショ−
が目白押しで、視聴率を競っています。また、最近はブログ記事の中でも、外食
に関する比率が高く、よく読まれていると聞きます。

 このように、誰でも身近に感じる外食産業(飲食業)で、客として外食を楽し
むだけでなく、自分も飲食業をやってみたいと思う方も多いと聞きます。しかし、
現実の飲食業経営はなかなか厳しいものがあり、脱サラや一度はやってみたいと
いう夢だけで、知識も経験も不足したまま、この業界に参入した人たちの多くは、
厳しい経営状況に苦労や悩みが尽きないという現実にぶつかっているようです。

 飲食業に興味をお持ちの方に知ってほしい数値にFL比というのがあります。
Fはfood=材料費、Lはlabor=人件費のことで、FL比とは(材料費+人件費)/
売上高が何パーセントになるかによってその飲食店の経営状況が簡単にわかると
いう指標です。通常FL比60%以下が良好な状態、65%が平均的な状態、70%以上
だと経営は困難な状態といわれているようです。

 わたくしの今までの経験からいいますと、このFLにR(rent)=地代・家賃など
賃借料をプラスしたFLR比が70%以下というのが、飲食店の損益分岐点になると
いってよいと思います。

 FLRのうちでRは初期条件といって、店を出店するかどうかの判断の時に重要な
数値となりますが、一旦出店を決め契約してしまうと、日々努力すれば下がるも
のでもなく、完璧な固定費となってしまいます。人件費については、つねに生産
性向上の努力をして削減に心がけなければなりませんが、店舗の規模、メニュー
の種類、店舗の営業時間、業態などにより、適正な要員が決まってきますし、提
供するメニュー=顧客単価によって、必要な調理人の能力=時間当たりの労務単
価はある程度決まってしまいます。

 このように考えてまいりますと、飲食業において利益向上のために、日々努力
することによって大きな効果が見込めるのが、Fつまり材料費で売上原価率の低
減がつまり利益率向上になるのです。

 このようなお話を顧問先でしますと、半分くらいの経営者の方は「じゃあ、メ
ニューの単価を上げるしか方法がありませんね。」というようなことを言われま
す。しかし、それでは、過酷な飲食店同士の競争の勝組みにはなれません。

「原価率低減=粗利益率向上のためには実行する順序があります。その順序とは

1、購買努力、つまり同等の材料を何とかして少しでも安く買う方法を考えること
 
2、在庫管理、つまり適正な在庫量を日々購入することを心がけ、ロスを削減する
  こと
3、メニューの改廃、つまり利益率の低いメニューをやめて利益率の高いメニュー
  に差し替えること
4、量を減らすあるいは材質を落とすこと。ただしこの場合のポイントはフロア担
  当者が顧客の反応を常にウォッチし、悪い反応が出たならば、すぐに元に戻す
  ことが必要です。

そして、これらのことを実行した最後に、5として単価アップがあるのです。

 安易なメニュー値上げは顧客を失うことにつながる。」ということを常に私は
申し上げています。

              未来事業 シニアコンサルタント  山田 喬
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 いかがでしたか?

 飲食業にとってFLR(材料費+人件費+家賃)は基本的な経営指標です。これで
収益の大体が決まります。関連の事業を経営されている方はわが店のFLRが70%を
切っていることを確認してください。
 これがOKでしたら、あなたの店の経営はまず大丈夫と思ってください。

 さて、わが社の経営の再生を何とか実現したい、資金繰りをどうやって解決す
ればよいのかなどお悩みの経営者の方は、ぜひ“転ばぬ先の杖”としてご相談く
ださい。

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                 【経営プロデューサー  吉岡 憲章】



私「常識破りの経営プロデューサー吉岡憲章」が多くの修羅場で、陣頭に立ち
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◆日程: 平成25年5月9日(木)16:00〜18:00
    
◆テーマ:『成長へつなげる経営』
               
◆内容:第一部 <最新情報  中小企業の支援体制について>  
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◆講師:第一部 松本 長久 金融コンサルタント   
    第二部 吉岡 憲章 経営プロデューサー

◆受講料:3.000円
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        ・一般の方は5.000円となります。

◆会場:永谷フリースタジオ 新宿 
◆住所:東京都新宿区歌舞伎町2-45-5 新宿永谷ビル8F
              (JR新宿駅西口から徒歩7分)
   
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    お問い合わせ先:03-3367-8732 (担当:松本 塩島)

    詳細ページ: http://www.mirai-j.co.jp/sikinguri_seminar.htm
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◆今後の経営塾:6月6日(木)16:00〜18:00

◆テーマ:『成長へつなげる経営』

◆講師:第一部 西山 太郎 公認会計士     
    第二部 石黒 和男 シニアコンサルタント 

 ご期待ください!
    会場でお会いできることを楽しみにしております! 吉岡 憲章
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【発行者】 未来事業株式会社 経営プロデュースオフィス 代表 吉岡憲章
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【主要業務】経営プロデュース(経営改革・発展の指導支援) 講演 執筆
【MAIL】 hanjou-1@mirai-j.co.jp 【URL】 http://www.mirai-j.co.jp
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