経営者のための健康相談室



      みらい本舗
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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。


【経営者のための健康情報Vol.150】



★ 金木犀の香 ★



 外に出るとどこからともなく良い香りが…。そうです、金木犀(きんもくせい)の芳しい香りです。
金木犀の香りは秋が深まるころに漂ってきます。甘く強い芳香で魅了する金木犀。一度その香りを嗅いだら忘れられない印象を残します。トイレの香りの印象も強いのですが…作られた香りではなく、木の下で嗅ぐ香りは心安らぐものがあります。

原産地は中国で、中国名は「丹桂」と書きます。中国では香り以外にも食用や飲用として重宝されています。花の咲く時期は、9月下旬から10月初旬。黄色やオレンジの、小さい花が沢山咲きます。しかし、花は3~5日程度で散ってしまうのです。散った花びらが、オレンジの花のじゅうたんになる様子もとてもキレイです。
そんな金木犀ですが、お酒やお茶はもちろん、香水やダイエット、睡眠効果など様々な効果があります。

食材としては、中華料理に桂花(中国語で木犀の樹や花のこと)の名前が付いた料理がよく見られます。
桂花豆腐、桂花蟹粉など主に卵料理によく使われる言葉ですが、これは鶏卵の黄色い色を金木犀の花に見立てて命名しており、実際に金木犀が入っているわけではありません。
一方、花びらを白ワインにつけて熟成させた「桂花陳酒」や、「桂花茶」は日本でもよく知られています。

                                            管理栄養士 吉岡美保
 





桂花茶「キンモクセイ茶」 ハーブティーの一種。

効能・効果については生薬と同じく、低血圧の改善・不眠症・健胃の他、ストレスなどにも良いようです。そして「抗酸化作用」があることも研究の中で分かっています。
「老化を防ぐ」ということで、その効果はジャスミンティー以上とのことです。
その他胃に働きかけ胃炎等を鎮めたり、皮膚アレルギー、咳や痰止めの効果もあります。

ノンカフェインなので、寝る前でもOK
ふつうの中国葉には、多少のカフェインを含んでいることが多いのですが、桂花茶は花であるために、カフェインを含んでいません。
カフェインの摂取に気を付けている方や、寝る前に身体を落ち着かせるために飲みたいという方にはおすすめです。
飲み方: アツアツのお湯を注いで1分ほど蒸らせば出来上がりです。5煎目くらいまでは美味しくいただけます
その他に花を砂糖漬けにした「桂花糖」や、花とはちみつをご飯と一緒に炊きこんだ「蜂蜜桂花飯」、根っこを料理した「桂花蓮根」などは、中国では一般的によく食べられているようです。

生薬としての効能
薬食同源という考え方が伝統的に根付いている中国では、食材となるもののほとんどは生薬としても扱われています。
桂花は漢方薬の観点からは、お腹を温め寒さを散らし、“気”の巡りをよくすることで、ストレス過多症状を改善する働きをするものとされています。
漢方の用語では、「温中散寒」「行気の力」などと言われる効能です。精神をリラックスさせ、胃腸の働きを整え、血行をよくすることで、低血圧の症状や不眠症などを改善させます。

リラックス・鎮静効果
金木犀の香りには、ラベンダーに通じるリラックスの効果があるようです。
金木犀は、強烈な香りですが、食材としての効能同様、リラックス系の強い効果を発揮します。精神を安定させ、イライラや不安を軽減してストレスを小さくする作用が働きます。

まだまだ金木犀には眼精疲労、解毒、利尿、抗炎症作用など様々な効能があります。
風水としても金運などに良いみたいです。
生薬やお茶にするのは難しいですが、花の部分を集めて芳香剤としてパックに詰めておき、それを車、部屋、玄関、トイレに置いておけば、消臭はもちろん、ダイエット効果、老化防止、不眠、健胃、ストレスの改善など役に立つのであれば嬉しいですね。









 
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  管理栄養士 吉岡 美保

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