経営者のための健康相談室



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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。


【経営者のための健康情報Vol.149】



★ パクチーブーム ★





今年はまだまだ暑い日が続き、残暑厳しい9月になりそうです。食生活を整え、早寝早起きで一日を元気に乗り切りましょう!!

TVでも最近パクチーがよく取り上げられています。正直あの臭いがダメという方も多いと思います。夏バテ予防に最適なビタミンも豊富に含まれるので、料理に少しでもプラスして召し上がることをおすすめします。

【パクチーの紹介】

(1)パクチーとは
パクチーとは、ハーブの一種です。アジアン料理には欠かせない存在ですが、独特の香りが苦手という方も多いです。しかし、パクチーは健康・美容のどちらにも高い効能を持つ、栄養満点の植物なのです。

(2)科目・原産地
パクチーはセリ科の植物です。原産地は東ヨーロッパとされています。

(3)草丈・開花期
草丈は成長すると30~60㎝程になります。開花期は、5~7月で白や淡いピンク色の花を咲かせます。

(4)名前の由来
日本で一般的に呼ばれている「パクチー」はタイ名です。タイ語で「匂いがする野菜」という意味を持ちます。その他、パクチーには様々な別名があります。
和名では「カメムシソウ」。中国名では「香菜(シャンツァイ・コウサイ)」。英名では「コリアンダー」。香菜はパクチーと由来は同じです。カメムシソウとコリアンダーは同じ由来で、和名のその名から想像がつくように、香りがカメムシの臭いに似ていることからきています。

                                            管理栄養士 吉岡美保
 






パクチーに含まれる代表的な栄養素とは

(1)ビタミン
パクチーは健康や美容に効果のあるビタミンが豊富です。

・ビタミンA
体内でビタミンAに変わるβカロテンは、抗酸化力を持ち、細胞の老化を抑えたり、免疫力を向上させ風邪などを予防したります。目の角膜や粘膜の保護に効果があり、腸内環境も整えるため、便秘の解消に効果があります。
青汁にも負けないβカロテン!
100g中になんとβカロテン4000mgとホウレン草と同じくらい含まれています。鉄分は3.4gで小松菜よりも多く、さらにビタミンCも96mgと緑黄色野菜ではトップクラスの優れもの!パクチーは青汁野菜にも負けない健康野菜です。また、パクチーの独特なにおいや苦みには、毒素を排出する働きがあるといわれています。
・ビタミンB
ビタミンB1は疲労回復に効果があり、ビタミンB2は皮膚や粘膜の保護に効果があります。
・ビタミンC
コラーゲンの生成を助け、免疫力を高めます。美肌効果や風邪予防に効果があります。
・ビタミンE
老化防止や生活習慣病の予防に効果があります。

(2)ミネラル
カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、カリウムなどのミネラルも豊富です。ミネラルは体の代謝や筋肉、神経などの働きと深く関わりがあります。特に女性は生理や妊娠などで不足しがちの栄養分です。体内でミネラルを作ることはできず、食事で補うことが重要となります。

(3)その他
リナロール、グラニオールという香り成分が、あの独特な香りを生み出しています。これらの成分には、食欲増進や消化器官を活性化させる効果があります。


パクチーに期待できる効能

(1)病気予防
私たちの体には、「活性酸素」と「抗酸化酵素」というものが備わっています。活性酸素は、体内に侵入したウイルスや細菌を、白血球と共に退治する役割を担っています。しかし、活性酸素が必要以上に増え過ぎると、健康な細胞までも破壊したり、酸化させたりしてします。
抗酸化酵素は、こうした活性酸素の攻撃から身を守る役割を担っています。残念なことに、抗酸化酵素は年齢とともに減少し、活性酸素はストレスや過労と共に増加します。そのため、食品に含まれる「抗酸化成分」で、抗酸化酵素をサポートする必要があるのです。パクチーには強力な抗酸化成分が含まれ、その成分は大豆の約10倍と言われています。風邪はもちろん、「糖尿病・ガン・動脈硬化」などの病気を予防する効能があります。

(2)アンチエイジング
パクチーに含まれる抗酸化成分は、老化やシミ・シワの防止にもなります。そのため、アンチエイジングの効能があります。
             

(3)デトックス
人間の体には、自分では気づかないうちに、老廃物や、水銀や鉛などの毒素がたまっています。それらは通常、便や尿、汗、爪、毛髪などから排出されますが、現代人は、老廃物や毒素のたまる量が多く、排出が追いつかないというケースが増えています。

老廃物や毒素をたまったままにしておくと、肌荒れや便秘、疲労感や体調不良などを引き起こします。その他、体臭などの原因にもなります。パクチーには、老廃物や毒素を排出しやすくし、デトックスする効能があります。

パクチーと一緒に摂取したい食材

(1) 玉ねぎ
玉ねぎにもデトックス効果があり、パクチーと共に摂取することで、デトックス効果が倍増します。玉ねぎの他にも、ネギやニンニク、ニラなど、アリシンという辛み成分を含むものが効果的です。

(2) 肉・魚・卵など
良質なたんぱく質や脂質と共に摂取すると、パクチーの栄養の吸収率がアップします。

(3) 油
パクチーを調理する際に油を使用することで、ビタミンAの吸収率がアップします

パクチーの料理法

(1) サラダ
生のままサラダとして楽しむのも簡単でおいしく食べられます。サラダの材料に玉ねぎやサーモンなども加えれば、デトックスと栄養素の吸収率アップが同時に出来ます。

(2) スムージーの材料
他の食材と共にスムージーにしても良いです。生のまま摂取することが出来て、パクチーの独特な風味が和らぐので苦手な人も取り入れやすいです。

(3) スープに入れる
トムヤムクンを始めとするスープの材料にしても美味しいです。魚介類とも相性がいいのでオススメです。お魚などのたんぱく質と共に食せば、栄養素の吸収率がアップします。

(4) エスニック風焼きそば
いつもの焼きそばの薬味をパクチーに変えるだけでエスニック風に早変わり。焼きそばを炒める際に油を使用し、具材に玉ねぎやお肉を入れれば、パクチーの栄養素の吸収率がアップします。

(5) チャーハン
ご飯と共に食べるのもオススメです。カレー味にすれば、エスニックな雰囲気が楽しめます。

(6) パクチードレッシング
マヨネーズ、牛乳、塩コショウなどとともにフードプロセッサーで混ぜ合わせれば、簡単ドレッシングの出来上がりです。マヨネーズの油や卵の効果でビタミンAの吸収率がアップします。

パクチーを食べるうえでの知っておくべきこと・注意点とは
パクチーは、一日の摂取量などは特に定まっていません。しかし、臭いから想像が付くように、強い刺激をもつ食材です。体質によっては、腹痛や下痢、吐き気、頭痛などを引き起こすことがあります。食べすぎにはくれぐれも注意をしましょう。









 
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  管理栄養士 吉岡 美保

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