経営者のための健康相談室



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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。

【経営者のための健康情報Vol.144】



★ 春の旬な食べ物 ★



過ごしやすい気候になり自然と心も浮き立つ春ですが、三寒四温というように暖かいと思えばまた寒くなったりして体調を崩しがちな時期でもあるので、旬の食べ物を日々の食生活に上手く取り入れて身体の中から体調を整えていきたいものですね。


                                                管理栄養士 吉岡美保



【春に旬を迎える食べ物の栄養と効能】

筍(たけのこ)

注目する栄養素はチロシン、食物繊維、カリウムです。
チロシンは必須アミノ酸に換算されませんが神経の伝達に関わる物質の生成に加担したり、代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの分泌を促します。心身の平常を保つにはチロシンの摂取は欠かせません。
食物繊維は腸内で吸収されないため、便の量を増やして働きをよくします。
また、肥満の元になるコレステロールや発ガン性物質などを体外に排出してくれます。
老廃物の除去から生活習慣病の予防まで広く活躍します。
筍に含まれる食物繊維はゴボウやれんこんの根菜に次ぐレベルであり栄養価の高さを裏付けています。
カリウムは余分な塩分を尿と一緒に排出して高血圧を防ぎます。
肥満対策にも効果的です。多量に含まれるカリウムが血圧を下げていき安定させます
また豊富に含まれる食物繊維が満腹中枢を刺激して過食を防いでくれます。
太っている方にたけのこが薦められるのはカリウムや食物繊維の力があるからです。
多様に含有されるビタミン類も忘れてはなりません。ビタミンB1、B2、ビタミンC、ビタミンEなどは肌の健康を保つ食物繊維と相まって美肌効果があります。
綺麗な皮膚を持続させる作用も認められています。

キャベツ

3月になり、春キャベツが旬を迎えます。春のキャベツは、冬に収穫されるキャベツよりもやわらかい緑色で、葉肉も薄く、やわらかいという特徴があります。
キャベツは、ギリシャ・ローマ時代から消化促進作用が注目されていたといわれるほど、“胃を守る”成分が含まれていることで知られます。この成分は「キャべジン」(ビタミンU)といい、胃の粘膜を再生・強化。胃炎や胃潰瘍などの予防に役立ちます。
さらにキャベツに豊富に含まれるビタミンKには血液凝固作用があり、出血した傷口をふさいでくれるほか、骨にカルシウムが沈着するのを助けるはたらきにより骨粗しょう症の予防効果も期待できます。
さらにビタミンCも豊富で、美肌を保つためにもいい食材。ちなみにこれらの栄養は、特に芯の周辺に多く含まれているので、芯も捨てずに食べましょう。またビタミンUやビタミンCは熱に弱いため、サラダやジュースなどで摂取するのが理想的。やわらかく、生で食べやすい春キャベツは、煮込みなどに用いやすい冬キャベツよりも、キャベツの栄養をまるごと摂取できるのです。

鰆(さわら)

一般的にさわらといわれるのは「本さわら」。かつては温帯の瀬戸内海や相模湾に生息していたが、最近では東北や青森、韓国からの輸入物も増加しています。
出世魚で、
関東では、さごち(50cm前後まで)→なぎ(50~60cm)→さわら(60cm以上)
関西では、さごし(50cm前後まで)→やなぎ(50~60cm)→さわら(60cm以上)
と呼ばれます。
(平さわら)
南日本から熱帯まで生息している。「本さわら」に対して「平さわら」といわれる近縁種。
このほかの近縁種にやや腹の張った「おきざわら(かますざわら)」、「よこじまざわら」「おかめざわら」がある。繊細さには欠けるが美味。「おきざわら」は150㎏以上になるものも。
さわらには、良質たんぱく質、動脈硬化を予防するEPAや脳の活性化に役立つDHAが含まれています。また、脂に含まれるn-3系脂肪酸は、アレルギーの予防効果が注目されています。
他にも、余分なナトリウムを排出し血圧の上昇を抑えるカリウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどが含まれています。

あさり

鉄分、ビタミンB12が豊富 で 貧血の予防、肝臓の機能を強化します。
あさりには鉄分やビタミンB12が多く含まれています。
鉄分はヘモグロビンの構成成分となり、ビタミンB12はヘモグロビンが合成されるのを助ける補酵素となる働きをします。
鉄分、ビタミンB12はいずれも貧血を予防する効能があり、ビタミンB12には肝臓の機能を強化したりする効能もあります。
タウリンも豊富に含まれ、肝臓の機能を正常にする効果やコレステロール、血圧を下げる効能もあります。
また、これらの効能から動脈硬化をはじめとした生活習慣病の予防も期待できます
亜鉛も豊富に含まれています。
亜鉛はミネラルに分類される栄養素の一種で、新陳代謝を促したり、味覚を正常に保つ効能があります。






  
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  管理栄養士 吉岡 美保

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