経営者のための健康相談室



      みらい本舗
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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。

【経営者のための健康情報Vol.142】



★ スーパーフードで健康UP ★

 ローソンで2015年5月に発売された、「グリーンスムージー」は約8カ月で累計販売数1700万本を突破しており、今も大ヒットしています。飲料では異例の数字だといわれています。
また、「生きて腸まで届くビフィズス菌ドリンクヨーグルトチアシード入り マスカット」、「マキベリー入りパープルスムージー」も好評の売れ行きとのことです。

どちらも“スーパーフード”として注目を集める果物、チアシード、マキベリーを使用した飲料です。
乳酸菌BB12を配合したドリンクヨーグルトに話題のスーパーフード「チアシード」を入れ、更なる健康性を高めるもの。

もう一つは4種類の野菜(紫ニンジン、紫イモ、ニンジン、サツマイモ)と7種類の果物(マキベリー、ブドウ、リンゴ、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリー、レモン)を組み合わせており、1本で1食分の野菜118gを摂取できるもの。



【スーパーフード】
スーパーフードとは1980年代からアメリカ合衆国で使われ始めた言葉です。食事療法を研究する研究者の間で使われ始めた言葉で、一般的な食品よりも生活習慣病などを予防するのに有効な成分を多く含む食品のことです。
サプリメントと普通の食材の間にあるようなものと考えられています。

【スーパーフードの定義】
• 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
• 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

日本スーパーフード協会が提唱するスーパーフードは次のようなものです

【プライマリースーパーフード10】
・スピルリナ ・アサイー ・カカオ ・ココナッツ ・チアシード
・ブロッコリースーパースプラウト ・カムカム ・ビーポーレン
・クコの実(ゴジベリー) ・麻の実(ヘンプ)
あまり日本ではなじみの無い食材もありますが、カカオやブロッコリースプラウトなどはおなじみの方も多いでしょう。
• アサイー…高い抗酸化力をもつ、ブラジル生まれのスーパーフード。クセが少なく食べやすい。
        アサイーボウルなどが有名。
• カカオ…ビタミンEとカカオポリフェノールで若々しさをキープ。ニブ(実)タイプが近年注目の的に。
• ゴジベリー…和漢植物としても知られる「くこの実」のこと。そのまま食べてもおいしい、スーパーフード。
• マキベリー…ペルーの山地で採れ、アサイー以上の抗酸化力を持つと言われる希少なスーパーフード。           酸味が強い。
• カムカム…するどい酸味があり、ビタミンCの含有量は世界最大級。美白効果が期待できる。
• マカ/レッドマカ…血行を良くして冷え性や代謝の改善に。レッドマカは女性ホルモンのバランス回復
             にも。
• スピリルナ/クロレラ…藻の一種でありながら、豊富にたんぱく質を含む。ベジタリアンやヴィーガンの
                人の栄養補給にも。
• チアシード…植物でオメガ3の含有率が高い。水分を含むと膨らむため、お腹の中で膨張してくれて
          ダイエット効果が期待できる。
• ココナッツオイル…脂肪の燃焼を促進する効果があり、ダイエット効果があると話題。母乳にも含まれる
              ラウリン酸がたくさん含まれており、免疫力を高めてくれる。




他のスーパーフードの中には日本でも手に入りやすいものもあります.。
植物の種の中で、ソバやカカオ、チアシードやココナッツ、キヌアなどオイルなど液体状のもので、生はちみつ、インカインチ油(サチャインチ油、グリーンナッツ油、亜麻仁油(フラックスシード油)、ココナッツ油など。
その他の食材で、アーモンド、ブロッコリースーパースプラウト(ブロッコリーの新芽)、納豆、味噌、甘酒、緑茶、サーモンなど。
納豆や味噌、甘酒、緑茶などは日本で昔から食べられていたものです。

従って、日本人は昔からスーパーフードを食べていたといえます。

ただ食の欧米化が進み、これらの食材も食べられる量が少なくなっています。
朝食に納豆と味噌汁、シャケの塩焼きは定番ですが、全てスーパーフードだったのです!!
また、トマト・アボカド・枝豆・アーモンド。実はこれらもスーパーフードなのです。
その他、玄米・みそ・ひじき・小豆・昆布・しょうが・梅干しなどなど、日本人が昔から口にしていた和の食材の中にもスーパーフードは沢山あります。

【+αのアイテムとして、活用を】
気になるものがいっぱいありすぎる!という方もいらっしゃると思いますが、 むやみにあれこれ取り入れたからと言って急に健康になれるものではありません。
炭水化物の代謝にはビタミンB1が、たんぱく質の代謝にはビタミンB2が、脂質の代謝にはビタミンB6が必要であるように、 私たちのからだに必要な栄養素をまんべんなく取り入れることが、からだを健康に保つ大きな秘訣となるのです。
スーパーフードには、ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸・必須脂肪酸・食物繊維など 体に必要な栄養素が豊富に含まれますが、これらは主に体の調子を整える役割をするものです。

対して、生命維持や新陳代謝の主材料として最も重要な役割をするものは、三大栄養素である「炭水化物・たんぱく質・脂質」です。この三大栄養素を適正量補うことは、スーパーフードのみでは難しく、また高コストとなってしまうのが現状です。

つまり、いくらスーパーフードとは言え、それを食べただけで美しくなったり若返ったりすることはないのです。
1日3食の栄養バランスを整えた上で、どうしても不足がちな栄養を補うための+αとして取り入れるべきでしょう。

また最近ではスーパーフード入りのパンやお菓子も登場していますが、原材料には砂糖やマーガリンなどのヘルシーとは言い難い食品、乳化剤や保存料などの食品添加物まで含まれるものもあります。ヘルシーを装ったジャンクフードを選んでしまわないよう、原材料名やその産地、加工法までしっかりとチェックしてから利用したいものですね。

話題の高価なスーパーフードを試すことももちろん良いのですが、まずはぜひ身近なものから口にする機会を増やしていきましょう。


                                         管理栄養士 吉岡美保











  
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  お待ちしています!!
  管理栄養士 吉岡 美保

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