「e経営コンサルタント通信」- 経営者のための健康相談室



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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。

【経営者のための健康情報Vol.124】



以前から気候と病気は密接な関係があると言われてきました



いま気象情報を病気や症状の予防に役立てよう
とする気象医学の研究が進められています。
未来事業 管理栄養士 吉岡美保





 ここ最近天気の状態が不安定で各地に被害をもたらしていて、上空に強い寒気が流れ込んでいるため、発達した積乱雲が雷を伴った猛烈な雨や雹、竜巻などを引き起こしているのです。こんな状態では、気圧の変化で頭痛がしたり、体に不調が出たりしやすいです。

【低気圧が引き起こす体への影響と原因】

雨雲が近づいてくると、頭痛、吐き気、関節痛、倦怠感(だるさ)などの症状が出てきます。個人差もあるので、敏感な人もまったく感じない人もいるかと思いますが、この症状についてはそれぞれ理由があります。低気圧が体にもたらす影響を、各段階に分けて追ってみましょう。

1.低気圧で酸素が薄くなり、酸欠状態に

低気圧帯では上昇気流が起きているので、空気中の酸素濃度が薄くなります。
そのため、体や脳がうまく酸素を取り入れることができずに酸欠状態になり、頭痛が起きたり、吐き気を感じます。
生あくびが出たり眠気が強くなるのも、酸素不足によるものと考えられます。

2.自律神経が乱れる

自律神経は、体を活発に働かせる交感神経と、体をリラックス状態にする副交感神経、この二つの神経系から成り立っています。
通常、日中は体を動かそうとするため交感神経が活発になりますが、低気圧で酸欠状態になると、体を休めようと副交感神経の方が優位になってしまいます。
いつも通り体が動かずだるくなるのは、このように自律神経の乱れが生じるため。
二つの神経バランスのコントロールがきかなくなり、体をいつも通りに働かせるのが困難になるのです。

3.代謝機能も低下する

前述の自律神経は、内臓の働きを管理し、代謝を整えるのにも重要な役割を持ちます。
自律神経が乱れている状態では、体の代謝機能も正常に働きません。
エネルギーを体に供給することも、体に有害なものを排出することもうまくできなくなり、血行不良、むくみによる関節痛などの症状が出てきます。

【低気圧への対策】

簡単にできる対処法をいくつかご紹介します。

■深呼吸をする

 体に酸素を取り入れ、酸欠状態を回避しましょう。

■軽く体を動かす

 腕を大きく回したり、ストレッチをしましょう。
 運動することで血行が良くなり、だるさもなくなります。

■背中や腰を温める

 自律神経系は、脳から首の後ろ、背中から腰の背骨付近を通っています。
 背中や腰を温めることで神経系周辺の血行が良くなり、自律神経の乱れを整えます。
 季節の変わり目は体調を崩しやすく、また気分が落ち込みがちになることも多々あり
 ます。
 天候や気圧の変化に対応できるよう、普段から強い体作りを心がけましょう!


                       未来事業 管理栄養士 吉岡美保


気圧と健康の関係、その真実は?

気圧と血圧の変化
気圧といえば文字通り気体による圧力のこと。天候との関連があるといわれますが、それだけでなく、気圧の変化が人体に及ぼす影響も少なくないとするのが、「日刊ゲンダイ」(3月11日付)の「気圧対策、考えていますか?」という記事です。
記事
「気圧が低くなると交感神経が興奮し、心拍数や血圧が上がります。ストレスを受けた時の状態と同じですね。人によっては頭痛やめまいを感じたり、けがの痛みが増したり、場合によっては狭心症や心筋梗塞を引き起こすこともあります」
一方、高気圧の時は交感神経の高ぶりが抑えられ、心拍数や血圧が低下。リラックス状態になる。(中略)
 気象情報会社ウェザーニューズのアンケートによると、約6割の人が気圧の低下で体調の変化を感じたという。 「気圧の変化を感じる人、感じない人の違いはまだはっきりとは分かっていませんが、病気などで体が弱っている人、日頃からストレスが多い人は、気圧の変化の悪影響を受けやすいと言えます」

季節は冬から春への変わり目ですが、今の時期こそ気圧の変化が著しく、自律神経を乱し、体調不良を引き起こすというのは、名古屋大学環境医学研究所・佐藤純准教授の談話です。
交感神経というのは、活動しているときや興奮しているとき、ストレスを感じるときなど、体内が激しい活動を行う時に活性化するもの。一方、副交感神経というのは、休息や睡眠、怠惰な気持ちになるときに優位になるといわれるもの。
人間は、交感神経と副交感神経という2つの役割の神経から成り立っている自律神経によって、つねに自らの体の状態を調節しています。
今は気圧の変化が激しいため、このバランスが崩れやすいという話です。




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気象医学 最新研究情報
最近では、天気予報と健康に関するサイトやアプリなどを稀に日本でも見かけるようになりましたが、海外では気象と医学について研究し、気象情報を病気や症状の予防に役立てようとする気象医学の研究が進められています。

【気象医学の始まり】

最初は1950年にドイツで医者、気象学者、地理学者の共同でおこなわれたもので、天気と病気の関係を検討し、異常があれば、医者に通報が行くというようなシステムだったそうです。しかし、病気や症状には、複数の要因が含まれているため、曖昧な情報となってしまい、一旦は気象と病気の関係については注目が薄れつつありました。
その後、地球温暖化や異常気象などの影響で、ヨーロッパで熱射病死亡者が多く出たこともあり、気象と病気の関係が再度注目されるようになってきました。
1990年ごろからは、ドイツで虫垂炎、うつ、てんかんなど30種類もの疾患についての、医学気象情報がテレビで一般国民向けに配信されるようになりました。
現在はEU諸国や北米でも、こういった情報が一般市民向けにテレビなどで公開されているそうです。
海外の病院では、気象医学を治療に取り入れるところもあり、今後に期待されています。

【日本の現状 】

日本でも、同様に研究は進められていますが、まだまだ時間が必要そうです。
2003年に大学の研究者によって、季節・気象と脳血管の関係について、研究がおこなわれており、この研究ではメカニズムが解明されたわけではないですが、気象と病気・体調はかかわりが深いということを言われています。
片頭痛などは頭の血管とのかかわりが深いため、気象医学を活かしていくことに注目が集まりつつあります。
花粉予報や紫外線指数、PM2.5、光化学スモッグなどと同様に、健康気象予報のようなものが身近に知れるようになるのは日本でも、近い将来でしょう。







■内容(「BOOK」
年間12ヶ月の季節病、気象病(アルコールによる内臓障害、動脈硬化、脳内出血、心筋梗塞、花粉症、慢性関節リウマチ、環境適応障害、アレルギー、ぜんそく、紫外線によるダメージ、関節痛、食中毒、水虫、熱中症、普通感冒、夏バテ、尿路結石、脳梗塞、胃腸障害、冷え性、乾燥肌、季節性うつ病、インフルエンザ、風邪症候群の合併症)を分類。起こりやすい季節ごとの病気を天気で判断できる最新の予防方法満載。
■著者略歴
滝沢/仁志
編集プロダクション(有)コードブルー代表。健康系の書籍を中心に執筆・編集活動


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  管理栄養士 吉岡 美保

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