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経営者の皆様に役立つ健康(食生活)情報を集め、管理栄養士の視点でお話させて頂くコーナーです。
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【経営者のための健康情報Vol.114】
水分補給のタイミング |
朝晩もすっかり秋風になりました。夏の疲れも出始める頃ですので、温かい湯船に浸かって睡眠を十分に取るように心がけましょう。
<一回に飲む量はコップ一杯、毎日1L前後の水をとる>
健康を維持するためには、尿や汗などで体が一日に失う約1.5~2Lの水を、毎日補給しなければなりません。
ただし、食べ物の中に約0.7~1Lの水が含まれていることに加え、体内の代謝の過程で0.3Lの水がつくられますから、飲み水としては毎日1L前後をとればよいことになります。
一回で飲む水の量はコップ1杯、200mlまでが適当です。それ以上を一気に飲むと、吸収しきれずに排泄されてしまいます。ゆっくり飲むのが理想的です。
<水を飲むことは生活習慣病予防にも役立つ>
夜中に脳梗塞、午前中に心筋梗塞の発作を起こしやすいのは、寝ている間に汗をかき、血液中の水分が失われて濃度が上がり、血管がつまりやすくなるからだといわれています。枕元に水差しやペットボトルを置いておき、就寝前や、夜中にトイレに起きたとき、
起きぬけに、コップ1杯ずつ飲むようにすると、血液の循環を促します。
こうした効果から枕元に置く水は「宝水」とも呼ばれます。
また、痛風の発作も水を飲むことで防げます。痛風の発作は尿酸の排泄が追いつかず、血液や尿の中の尿酸が過飽和になって結晶化することが原因です。
水を飲むことで、膀胱の中の老廃物の毒性が薄まり、排泄を促すので、膀胱ガンや膀胱炎も予防します。
そして、気分転換やストレス解消にも効果的であります。
イライラしがちな時や緊張しているいときに興奮している交感神経は、水を飲むことで、その働きを抑えられるからです。
<効率よく補給するための水を飲むタイミング>
7:00(朝) 目覚めた時にコップ一杯。内臓や神経などの働きを活発にする。
9:00(仕事前)水を飲むことで細胞が活性化され、やる気と集中力が高まる。
12:00(昼食前)食事前にコップ半杯。腸が刺激され、消化機能が高まる。
15:00(休憩時)コップ一杯。疲れが取れ、心身リフレッシュ。
18:00(運動の前後)汗が出た分だけを補給。
19:00(夕食前)食前酒がわりにコップ半杯。消化器官高まり、消化吸収機能向上。
22:00(入浴前)汗をかくのでコップ半杯。湯船につかりながら飲むのもOK
23:00(就寝前)眠る前にコップ一杯。睡眠中の血液の循環を促す。
管理栄養士 吉岡 美保
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