陰暦の7月は「文月(ふみづき)」と呼ばれる月です。古く七夕に歌をそえたことが名の由来といわれています。一年の後半のスタート月であり、梅雨明けを迎えて気温が上がっていく季節です。糖質やたんぱく質が豊富なエネルギー源をしっかり取り、消化器系を丈夫にして体力維持に努めましょう。
【納豆の日】
1981年(昭和56年)、「なっ=7」「とう=10」の語呂合わせから関西納豆工業協同組合が関西地域限定の記念日として制定しました。その記念日を1992年(平成4年)、全国納豆協同組合が改めて「納豆の日」と位置付け、全国記念日として制定し現在に至っています。納豆は日本生まれの発酵食品で、近年の研究により次々と新たな効能が発見されています。特有の「ナットウキナーゼ」には血栓溶解作用があり、働く時間は8〜12時間といわれています。血栓は夜中から明け方に発生しやすいので、血栓溶解作用を期待するなら夜に食べると効果的です。
その他にビタミンK2による骨粗しょう症の予防、血圧降下効果、整腸作用、抗動脈硬化作用など様々な効能があります。
【納豆の効能の語り継がれる知恵袋】
納豆は夏負けの妙薬
消化の良いタンパク質と豊富なビタミンは,暑さで弱ったからだに体力をつける上で役立ちます。納豆に梅干を混ぜ,よくたたいてから食べるとより効果的。
うなぎの蒲焼食ったら納豆を忘れるな
納豆に含まれている各種の消化酵素が脂肪の多い蒲焼の消化を助け,胃腸の調子を整えます。ジアスターゼの多い大根おろしを薬味に使えば効果はいっそうアップします
納豆めしに食あたりなし
納豆めしなら酵素によって消化吸収が良くなるので,多少食べ過ぎてもすぐに空腹になります。
腹くだしが起こったら叩き納豆
納豆を包んでていねいに叩き,あつあつのご飯にかけて食べます。納豆菌の生長効果を生かしたものです。
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